08/1/15 『大人の基準』
何となく、大人になるのが面倒臭いと、ボクはずっと思い続けていた。
言いかえれば、自己責任から出来るだけ逃げて来たという事。
でもねェ、五十半ばで子供でいられないでしょう?ボクは、子供でいるのも面倒臭いと思うから。
要するに生きている事って割に面倒臭いもの。
でも、さぁ、これから死のうなんてェのも面倒臭いでしょう。
さて、大人の基準とは。
ボクは、自分がまだまだ青臭いとよく理解する人間が大人なのではないかと。
これを基準にしたいですね。
もし、もしですよ、ボクが百二十まで生きたとします。
例えば、あの、イズミ・シゲチヨさんの様に、あんな素敵なジョークを飛ばせるか、という自信がない。
そのジョークとは、当時、世界最年長の彼が、“お好みの女性のタイプは?”の質問に、“年上の人”と答えたアレだ。
まぁ、この例えは現実的ではないが、言える事は、大人の基準とは大人しか決定づけられないという事。
何故ならば、大人は子供にかえる事が出来るが、子供は、背伸びは出来ても、大人になる事が出来ないからだ。