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下北沢駅の北口の階段を降りるとシモキタというシャレたイメージとはほど遠い古くさい駅前マーケットがある。
『下北澤驛前市場』戦後まもなくの頃、天井もなく、掘っ立て小屋が軒を並べた闇市が始まりだ。
それが有機的なパズルのように繋ぎ合い増殖していった。
昼間は下北沢の台所であるが、夜には屋台が連なる不思議な社交場に変わっていく。
小さな屋台ゆえに、溢れた客は地面にゴザを引き、店からグラスに酒をついでもらって、かがみこむ。
今のようにコンビニはなく、酒も販売されていない時代。飲み屋は日が変わる頃には店仕舞い。ATMは夜には使えない。始発が走り出すまで、みな音楽や芝居の話をしながら朝を待つ。たまにはケンカもある。ラブストーリーもあれば破局もあった。そんな変わったパーティーの中心にはいつも近藤房之助がいた。下北沢の音楽シーンを引っ張りながらこの場所に。
栄枯衰勢、時代の移り変わりの中で駅前マーケットが終わる日が訪れる。『さよなら、ありがとうマーケット』とみなが心の中で呟く最後のパーティーには房之助のギターが一番似合う。
問)I LOVE 下北沢 03-6804-9710
https://love-shimokitazawa.jp/archives/17741