下北沢の御大が通う数少ない銘店「COMPAL」。
前に別のコーナーでちょっと触れた事がありますが、こんなボクでも落ち着くいいお店なんですね。
御大もゆっくり呑みたい時にはもうココしかありません。
御大と同年代のママさんとアダルトなトークで概ねゆったりとしたグルーブの夜になる事が多いのです。
常連のお客さんもほぼ同年代か御大よりもちょっと年上。
何せ御大が一番新しい常連さんなんですよ。
先ほど書きました通り、皆さん方とトークをしながら楽しいお酒をいただいているわけなんですけど、ボクにしてみれば話してる事がまるでチンプンカンプンなんです。
例えば、出来事であったり、固有名詞であったり、人の名前であったり。
大先輩方はもう昔話に花が咲いて、「そうそう、そうだった」だの「うちのところはそうだったけど、へぇー」なんて言って。
先日は相撲の話にパッと花が咲きましてね、ママは「先代の朝潮」とかいうと、御大は「名前に房ってあるのもそうだけど房錦が好きだったなぁー」って。
話の内容がヴィンテージ過ぎてもうさっぱりわかりません。
「市川雷蔵のあの時の相手役の、ほら、あれ誰だっけ?」
そんな質問されてもボクにわかるはずがないじゃないですか!
テレビや映画の思い出が全部白黒なのかなって思いまして御大に質問してみたんですよ。
そしたら「違う」と一言。
イメージが膨らんで見えてたんでしょうね。白黒のテレビであってもお相撲さんのまわしの色とか。
普段まわりがこんなですから、たまに若い方と宴席があったりするとトークでちょいちょい失敗するんです。
「ねえ、ねえ、キミの干支って何?」とか聞いちゃったりして。
またまた、長い前置きになってしまいました。
先日「月」での最後のライブがございました。
御大も「ここのステージの中の音は悪くないね。」と。
そんな「月」がなくなってしまうのはとても残念ですが、これも仕方の無いところです。
最後に、メンバーとスタッフの方々と記念撮影を。
皆さん、どうもありがとうございました。
2012.3.9