スタッフダイアリー

房さんの日常をスタッフ目線でお届けいたします!

2014.7.28

アーティストの寿命。
それぞれのミュージシャンのそれぞれの美学とそれぞれのもろもろの事情で決めるんでしょう。

還暦オーバーの房さんは未だに現役。
もちろん房さんだってある音がどうしても聞き取れない、出るはずの声がもうどうやったて出ないとなれば話しは違うのかもしれません。でも今はそういう事はゼロ。そこに関してはまだ右肩上がりと思っております。

体の疲れ方とは当然あるんでしょうけど。

ここで血なまぐさい事を言う事になるかもしれませんが敢えて。

ライブをやっていかなければ立ちゆかなるというのは正直紛れもない事実です。
止まってしまえば転んでしまう自転車稼業で、基本一晩いくらのバンドマン稼業ですから。

でも音楽を続けて来れたのはそれだけじゃないんです。
これまでの房さんの発言からまとめてみますと、(あとちょこっと憶測も入っておりますが)還暦を過ぎて尚、まだまだ上手くなりたい、上手くなれるはずと思っているからこそライブ活動を続けてきている事が出来てるんだと思うのです。

オレにはまだまだ伸びしろがある、と。
あと、先日書きましたステージフライトを追い求めているってこともあるんでしょう。

B.B.クィーンズの楽曲を思い起こして下さい。
「タッタタラリラ」

「ロンリーロリーナーイツ」の「ナ」
ものスゲー、高い音。

未だにその音房さん、出ますよ。出てますよね、フツーにね。当の本人はいざ知らずにですけれども。
今から約四半世紀前、房さんの魅力を最大限に引き出す為に当時の房さんの持つキーのギリギリのところの音程、シャウト。そこで作られたB.B.クィーンズの国民的ヒットの楽曲の数々。

今もオリジナルのキーでやってます。
当然です。

申し訳ありませんが何せギリギリでやってる場数が違います。

皆さんも1990年代の房さんの残されている音源のCDと最近のライブの唄声を聴き比べていただければすぐにお解りになるはず。声の深みが違うのがすぐにお解りになっていただけると思います。
房さんの歌声は現在進行形で先に先に、前へ前へ。

誰の目にもわかり易く見えるタイムが縮んだとか、距離が伸びたとかそういう事ではなく、自分の中のBLUESの偉人の名演奏に挑んで、それを越えようと何度も何度もトライし続けて未だに越えられない音楽をやっているというこのなのかもしれません。
自分の中の幻影といってもいいのかもしれませんが、その幻影を越えようとギリギリで演奏して、今日も届かなかったのか、越えられなかったのか、という事のくり返しの自己の戦いを戦ってきたからなんです。

上手くいかなかったライブは当然あります。
そんな事になってしまった事を許す事が出来なくて楽屋で荒れたこともありました。

ライブが上手くいかないと死にたい気分になるとまで言ってました。

それでも都度都度自己ベストを更新しようとし続けてきたんです。
これは房さんのインタビューの言葉ですが。

オレは憧れでステージには立っていない、と。
また、

下手だから今まで続けられてきた、とも。

だからB.B.クィーンズの事で言えば、楽勝で昔の自分のやっている最高の事を今でも軽く出来るんだと思うんですね。四半世紀もの間止まってたわけじゃないんですからね。
わはは、わははと笑い続けてきたわけじゃないんですけれども、とにかく必死こいてやってきて今がある訳です。

スリリングでヒリヒリしたサウンドのステージ。何百回となくすぐ傍で聴いてきたけど、この曲どう終るの?終われるの?でも、メンバーは充分それぞれの発する音で会話が取れていて、バンって、終わって、すぐ房さんのカウントで次の曲が始まる。Oh,Yeah!
1曲目から本編最後の曲まで途切れる事のない疾走感。

背筋が寒くなる程のライブ、それが僕が知ってるステージフライトの降りたライブです。
バックボーンを取材してそれを交えた映像のオリンピックのダイジェストのテレビを見て流す感動の涙とかじゃなく、自分のよくわからない、説明の出来ないような奥底の感情を揺さぶられて、その結果流れ出た涙。あれ、何で泣いてるの?ボク。そんな感じの涙。

音楽って何?

まとまらない考えでつらつらと。
長過ぎる駄文、チョー失礼しました。

気分をガラッと変えて現場の報告を。

6/25 SWING-O FES

6/25はSWING-Oの誕生日。

そのSWING-Oにお声をかけていただきましての参加となりました。
夜の部と深夜の部あわせて何組、何人の出演者がいたのかな?

SWING-Oのことだからきっと45人かな?
とにかく大勢のミュージシャンがお祝いがてら集まって、SWING-Oの仕切りによってイベントが執り行われました。

誰かがSWING-Oの変わりに仕切りも含めてやってやればいいのにとお思いでしょう。
違うんですよ。

SWING-Oが直接やってるからこそ皆がSWING-Oの為にって集まるんですよ。
もーしょうがねーなーって。

おい、モカキリ。寄ってたかって本番中SWING-Oを潰そうとして乾杯テキーラを何杯も飲ませてたよな。
SWING-Oが潰れちゃったらその後どうすんのさ?

そんな本番の模様の房さん部分のみ写真でお伝えさせていただきます。

Black Shaftの面々が一同に揃う現場は久しぶりでした。
個人的に秘かに好きなのが、SWING-Oとイケッチのやり取り。ケタケタ、ニヤニヤ笑わせてもらってます。この二人、仲いいのか悪いのかわからない。そんなやり取り今回も炸裂してましたね。

SWING-O、ありがとう。おめでとう。お疲れさま。

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