スタッフダイアリー

房さんの日常をスタッフ目線でお届けいたします!

2014.10.24

ふと思い出した笑い倒した出来事を。

ちょっと前ありましたよね。もしかして今もまだあるのかな?いや、もうないのかも。

昼キャバ。

何年か前の桜が咲くにはまだまだの春先の曇天の肌寒い昼下がり。
ボクは乃木坂方面から六本木の交差点方面へ打合せを終えて歩いておりました。

ミッドタウンの向かい側にいわゆるそういったスポットがあるわけなんですけど、遠目に肩から胸元を露出したロイヤルブルーのフワフワしたドレスを着ているお姉さんが道端で客引きをしておりました。
ははーん、これが当時巷で話題の昼キャバってやつなんだろうな、それにしても寒くないんだろうか?ぼんやりとそんな事を思いながら歩いておりました。

僕の前にドブネズミ色のスーツを着て両手に紙袋を持って、顔は確認できませんでしたが歩く後ろ姿を見る限り、推定54歳、慎重165cm体重80kg、台風から温帯低気圧に変わった雲のように後頭部から頭頂部にかけてハゲ散らかっているお父さんが歩いていおりました。
お姉さんの声が聞こえてきました。

「昼キャバいかがですか?」
僕の前を歩くお父さんをガン見で語りかけておりました。

そのお父さんは歩みを緩め、お姉さんに向かって言ったリアクションがもはや神。
衝撃的でした。

目の前で起こったそのやり取りというのは。

ロイヤルブルーのお姉さん:昼キャバいかがですかぁ~?
ドブネズミ色のスーツのお父さん:チャーハンある?(大声で早口)

ロイヤルブルーのお姉さん:…(絶句)。えっ。あのー?チャーハン?えーっと…。
ドブネズミ色のスーツのお父さん:ん、ないの?じゃあ、いい。(大声で早口)

コントのような現実をいきなり目の当たりにして急に膝に脱力感を覚え思わず立ちごけしそうになりながら涙流して大爆笑してしまいました。傍から見たらボクがいちばんおかしな人に見えたかもしれません。

昼キャバいかがって言われて、チャーハンある?って。そのやり取り、そんなのあり?
ボクの脳内でその問答が繰り返され、どんどんビルドアップされて笑いの虫が後から後から。

そのお父さんはペタペタ交差点の方へまた歩みを早め。ボクはといえばひとしきりヒーヒー笑った虚脱感に包まれお姉さんを見たらお姉さんと目があってキッーっと睨まれプイッとされて。

教訓
もはや禁止のところが多いかもしれませんが、それ系のしつこい客引きには「チャーハンある?」は、もしかしてその撃退法の一つかもしれません。

皆様の何かのお役に立ちましたら。

それでは、いつものナニを少しばかり。

9/12 吉祥寺ライブ

会場のRock Joint GBさんはお初の会場、以前からお声がけを頂いておりまして、ようやくタイミングが合って今回のライブに至った次第で。
吉祥寺でライブをするのはズクナシのイベントにゲストでSWING-Oと一緒にちょこっと出たのを外して考えると何年ぶりになるんでしょうかね?ほんとに久しぶりの吉祥寺。

いつもの如くの流れで会場in→サウンドチェック→リハ→リラクゼーションタイム。
リハを終え、オープニングをしていただくバンドのステージの邪魔にならないように最小限に楽器を移動したり、物販の準備やらがあるんでメンバーには先に向かっててもらいました。

もろもろ整えて居場所を旭に電話して聞いて、追っかけて向かったお店がこちら。

のれんの縄のヤレ具合(失礼)が素敵なお店で、中ではお年のちょっと召した大将がお一人でやられておりました。

房さんはナイスな店見~つけたッて感じで上機嫌。これ、この通りで。
旭くんがポケーって何食べようかなって眺めているのはこんな感じのダウンホームな短冊のお品書き。

こちらのお店ではちょっとした出来事があったんです。

立場上、一番の年少さんの旭くんが注文する役割が多いんです。まぁいっぱい食べるのも旭くんですから自然そうなるわけで。
「これ食べていいですか?」「どうぞ、どうぞ。」

「すみませーん、◯◯いただけますかー!」
「…。」

「ん、あれ?あのー、すみませーん!」
「…。」

何が気に入らないことでもあったかのように、旭くんの注文は完全スルー、無視されてしまうんです。
なんでかな?

注文してるのに大将はぷか~とたばこを吸ったまま知らんぷりしてたりして。

ボクはその様子がおかしくてプッてなったりしましたけれども。

旭くんも何とかコミュニケーションを取ろうと、大将の機嫌が良くなるような質問をぶつけてましたっけ。
「すみません、ご主人。この店もう何年ぐらいやられてるんですか?」

そうでしょ、そうでしょ、うん、うん、この店の佇まい、そして大将のあの年期。
結構やっているに違いないのは一目瞭然。

さぁて、どんぐれーだろ?

「ん、10年ちょっと」
「短かっ」

思わずボクの心の声が収まりきらずに小声になって出てしまいました。
旭くんにそれを聞かれて旭くんもプッと軽く吹いたり。

ウソでしょ?
定年してからこの店居抜きでやってるのかな?

こちらの?マーク満載の様子をご主人が察して「居酒屋にしてから10年ちょっとで、その前は30年ぐらい寿司屋をやっててね」って補足してくれました。
なーんだ、それ先に言ってよ。もー、びっくりするじゃん。ねー。

あーちょっと安心。

「旭くん、お腹大丈夫?ご飯物食べなくてもいいのかい?メニューにカレーがあるよ、カレーが。」
「えーでも、お腹いっぱいになっちゃうとなぁ~」

あれ、旭くんらしくない発言。どうしたの?
そしたら今まで無関心丸出しの大将が急にガブっと食いついてきて、

「うちのカレーはそこいらのカレー屋よりうまいよ。一度食べたお客さんは美味いって言って二回目来たら必ずカレー食べるから」
それを聞いてか聞かずか、腹具合かは否かは定かではありませんが、

「あたしも少し食べたい」ってエレナ。
「バンマスも手伝ってくれるなら、そしたらご主人カレーください!一人前!」

奥の調理場のほうから、チンっという音が聞こえてちょっとしてから出てきたカレーがこちら。

シェアして食べるって言うからこのらっきょの配置なんでしょか?

ボクも一口いただきましたけれど、まぁ、まぁ、ま。美味しいかったですよ。

旭くんもここで一発決めていい印象残してやろうと思ったんでしょうね。
ぐぅーーっと大将を持ち上げる質問をズバンってぶっ放してました。

「このカレー結構手間かかってるんですよね?」

すると大将が言うところには

「…そうね、卵焼いたりね」

そこかよっ。

旭くんも小声で応酬、
「いえ、あの、カレーのルーとか…」

最後までトークが全く咬み合わない旭くんと大将でした。
お店を後に会場へ。

それでは本番の模様を少しばかり。

久しぶりの吉祥寺ライブ盛況に終えることが出来ました。
ご来場くださいました皆様、ありがとうございました!

藤崎さん、ずいぶんご無沙汰しておりました。今後共よろしくお願いいたします。

  • Profile
  • Pickup
  • Photo   MOVIE
  • Bandman
  • LiveSchedule
  • Links

TOP