これはですね、房さんの自宅にドンとある置物でして。
88年にチベットを旅行した帰りに立寄った、タイとミャンマーの国境地帯に住むカレン族から当時の日本円で¥3,000くらいで買ったそうなんですよ。
手持ちで帰ろうとしたら、航空会社の手違いで何故かこのお土産だけハワイへ。
半年かかって手元に届いた時には、実はもう一体あって二つで一対だった、もう片方が粉々になってたそうな。
どこかで見たなぁ…。
これかなぁ?
?!
…橋川さん。
申し訳ありません。
そんなわけで御大はBLACK SHAFTのツアーから戻ってきての連日のレコーディング。休みなんてありゃしませんよ。
今日はこれまでレコーディングしてきたものの整理の日。
より良い作品にするべく音と格闘中です。
これまでに無いハイピッチな作業でどんどんやっておりますよ。
皆様、どうぞご期待ください。
そうそう、こだわりの皆様に少しばかりレコーディングで使用している機材の紹介でもしましょうかね。
主にエレキのスライドで使用しますこちらはですね、
シェクターのテレキャスター。
ご存知ない方もいらっしゃるかと思いますが、実はコレ近藤房之助モデルなんです。
知ってました?
色、形、随所に御大のこだわりが反映されているのです。
ボクらはこのギターを「菊松」と呼んでいるんですね。
「房さん。今日はギター何使いますか?」
「んー、菊松でいいや」
「わかりました。菊松だって。準備しといてー」
「おーい。やっぱり菊松じゃなくてThe Blues」
と、まぁこんなやり取りがなされているわけです。
「菊松」「菊松」って皆様方には何のことやらですよね。
実は「菊松」というのは亡くなった御大のお父さんのお名前なんです。
「近藤菊松 六男 近藤房之助」
ものすごい重厚感です。
コレを書きながらなんだかたいへん失礼な事をしている感じがして参りました。
調子に乗ってしまいまして、たいへん申し訳ございません。
さぁ、気を取り直しまして、こちらのアンプはライブ会場にご来場くださいました皆様は良く目にされているかと思います。
peavey classic 100
結構年期が入っておりまして、久しぶりに使う時にはいつもヒヤヒヤさせられるニクいヤツです。
このところまたグッと良い音になったような気が致します。
新しいアルバム、どうぞご期待ください。
2012.8.2